ALOHA ケン・ノブヨシです。
今日のオーダーはこちら。
- つまみ:キムチのフリット(cooking)
- ビール:コナブリューイング「ワイルア・ウィート」
- コラム:ハワイアンネームとキアヌ・リーブス
- 相伴本:『深夜特急』沢木耕太郎
それでは、本日もゆっくりとハワイアンタイムをおすごしください。
キムチのフリット(cooking)
今日ご紹介するのはキムチのフリット。
「ハワイの料理なの?」と聞かれたら、「違うと思う…」としかお答えできないが、初めてフライドキムチの存在を知ったのがハワイだった。
カイムキの人気店「ココヘッド・カフェ」でロコモコを注文したとき、付け合せにフライドキムチが付いてきたのだ。
☆詳しくはメインブログをご覧ください☆
ハワイにといえば朝食カフェ!美味しいお店がいっぱいのカイムキエリアにある人気カフェ「ココヘッド・カフェ」に朝食を食べに行…
メインブログを見返すとフライドキムチを食べてとてもはしゃいでおり、今でもメインのロコモコよりフライドキムチの方が印象に残っているので、それだけ美味しかったのだろう。
今回は「あの時の感動を再び」ということでフライドキムチを作ってみたい。
料理法は手軽に作れるフリットに。衣は小麦粉、片栗粉、炭酸水を使用。油で揚げれば完成。
ちなみに奥はズッキーニ。キムチだけでは寂しいので一緒に揚げてみた。彩り担当。
コナブリューイング「ワイルア・ウィート」
キムチのフリットの合わせるビールはこちら。コナブリューイングカンパニーの「ワイルア・ウィート」。
- スタイル:ウィート・エール
- ABV(度数):ABV5.4%
- IBU(苦味値):15
(数値はKONA BREWING HPより)
パッションフルーツが含まれていて、さわやかな酸味が特徴。キムチに合いそうなのでチョイスしてみた。
コナブリューイングのHPを参照すると、このワイルア・ウィートは米国本土展開はしておらずハワイオンリーの販売らしい。
幸せな時間
それでは食材に感謝しつつ、いただきます。
まず芯の部分を食べてみる。サクッとした衣とキムチのシャキシャキ感がたまらない。何もつけなくてもキムチの塩気と辛さで十分楽しめる。
葉の部分も食べてみよう。葉の部分はサクサクのかき揚げのようだ。芯の部分でシャキシャキを楽しみ、葉の部分でカリカリを楽しめるので両方揚げるのがおすすめ。
ビールはワイルア・ウィートをチョイスしたが、酸味のあるフルーティー感がよく合う。このコンビは正解だと思う。
店で初めて食べた時の感動がよみがえってきた。メインブログではいろいろな食材を揚げ物にしてきたが、キムチはちょっと思いつかなかった。
とても美味しかったので、これからはフリットだけでなくフライ・天ぷらなど揚げ物をするときはキムチも揚げようと思う。
【ハワイコラム】ハワイアンネームとキアヌ・リーブス
~ここからは、ハワイにまつわるコラムになります~
ハワイアンは名前に霊的な力があると信じている。名を与えられたときから霊的なパワーを授けられ、その後の人生に影響を与えると信じられているそうだ。
伝統的なハワイアンネームを授けることができるのは親、クムフラ、カフナの3者だけだそうだ。
クムフラというのはフラのお師匠さん、単なる先生ではなくて家元のみたいな存在。つまり知識・技術だけでなく、その伝統を守る存在。カフナは司祭、医者、大工、銀細工士などの専門職における成熟者を指す。
ちなみに俳優のキアヌ・リーブスのキアヌはハワイ語で「山からの涼風」の意味。また「絶えず神の意識に集中する者」の意味。ハワイアンネームは一語で様々な意味を含むそうだ。
彼の父はハワイ出身の米国人地質学者だった。母は英人ダンサー・デザイナー。そして祖母が中華系ハワイアン。叔父のヘンリー・キアヌ・リーブスにちなんで名づけられたそうだ。
ただし、キアヌ自身はハワイで育ったわけでなく、レバノン生まれでシドニー、ニューヨーク、トロントなど各地を転々としている。
私は昔からキアヌ・リーブスの大ファンである。ラーメン通の彼が渋谷の山頭火に現れたという情報を聞き、当時職場が渋谷だったのでキアヌが来日している期間は毎日のように山頭火に通ったほどである。
このときは残念ながら山頭火には現れなかった。ネットではラーメン二郎にふらっとキアヌが訪れて「ヤサイマシマシ・アブラオオメ」と頼んだとか。真偽は定かではないが…。
確認できている情報としては、恵比寿の香月(現在閉店)には実際に本人が並んでいた、六本木の蒼龍唐玉堂は彼が大絶賛してサインを置いていったなどである。
ハワイにも山頭火があるので、いつかハワイでキアヌ主演の映画撮影がないかと淡い期待を抱いている。
そうなったら、撮影期間中は開店から閉店まで毎日ずっと店でいるつもりだ。
ちなみに私が一番好きなキアヌのエピソードは、彼は東京の帝国ホテルが大好きなのだが、北野武と共演した映画『JM』で「洗濯を頼みたい。帝国ホテルで頼むような洗濯だ。東京の……」というアドリブを入れたというエピソード。最高のアドリブだ。
次回の主演映画『マトリックス4』では「ラーメンが食べたい。山頭火で食べるようなラーメンだ。東京の……」というアドリブをぜひ入れてもらいたい。
ハワイアンネームについて書くつもりが、キアヌのコラムのなってしまった…。
次の機会にキアヌ愛について、じゃない、ハワイアンネームについて書きたいと思う。
一夜一冊:本日の本『深夜特急』
言わずとしれた旅行記の大金字塔『深夜特急』。
作家沢木耕太郎による紀行小説で、作者自身が実際にインドのデリーからイギリスのロンドンまでバスだけの移動手段で一人旅をした紀行小説である。
1986年5月に1巻・2巻が刊行されたので、30年以上も前だが、実際に旅していたのは70年代なので40年以上も前の旅行記である。当時の国の様子、交通事情を知ることができるという意味ではもはや歴史小説とっていい。
単行本版の区分けに従って、この旅行行程をみてみると、
- 深夜特急 第1巻(香港、マカオ)
- 深夜特急 第2巻(タイ、マレーシア、シンガポール)
- 深夜特急 第3巻(インド、ネパール)
- 深夜特急 第4巻(パキスタン、アフガニスタン、イラン)
- 深夜特急 第5巻(トルコ、ギリシャ、地中海)
- 深夜特急 第6巻(イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス)
という行程である。この行程を見るだけでも誰もが胸を躍らせるだろう。
この行程をすべてバスで横断しようというのである。しかもスマホやクレジットカードのない不便な70年代に。
1500ドルのトラベラーズ・チェックと400ドルの現金、そしてわずかな荷物で始まるこの旅は、私たちに一生に一度できるかという大冒険の疑似体験させてくれる。
「昔の旅行記でしょ?」と侮ることなかれ。
いまでも色あせない心揺さぶる情景がこの本には詰まっている。
この2020年の今現在でも読後には一人旅独特の高揚感襲われ、今すぐにでも旅に出たくなるはず。
…書いている私が旅に出たくなってきてしまった。
次の旅の計画をしつつ、ハワイの夜も更けていきます。
それでは、みなさんよい週末を。