ポーチュギーズ・ソーセージ |ヒロ・ブリューイング・カンパニー「ボルケーノ」|『ぼのぼの』

ALOHA ケン・ノブヨシです。

今日のオーダーはこちら。

  1. つまみ:ポーチュギーズ・ソーセージ(cooking)
  2. ビール:ヒロ・ブリューイング・カンパニー「ボルケーノ」
  3. 本紹介:『ぼのぼの』

それでは、ゆっくりとハワイアンタイムをおすごしください。

ポーチュギーズ・ソーセージ(cooking)

本日のつまみはポーチュギーズ・ソーセージ(Portuguese sausage)

ポーチュギーズ・ソーセージはリングィーサ(ポルトガル語: Linguiça)のことで、豚肉に唐辛子などのスパイスを加えたポルトガル風ソーセージのこと。

ウィキペディアによるとポルトガル以外では、ブラジル、アメリカ合衆国のハワイ州、カリフォルニア州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州南東部、日本の沖縄県などで人気があるとのこと。ちなみに沖縄では「ポチギ」と呼ばれるそうだ。

ハワイは19世紀のプランテーション時代に諸外国から多くの移民を受け入れ、ポルトガルからも多くの移民がハワイに移住した。そして、彼らが伝えたものに「ポルチュギーズ・ソーセージ」があったそうだ。

ちなみにほかにポルトガル移民が伝えたものに「マラサダ」「ウクレレ」がある。

現在のハワイでもポピュラーな食材で、スーパーに行くと数種類のポーチュギーズ・ソーセージが売っている。
ハワイのスーパーのポーチュギーズ・ソーセージ売場

今回はその中で最もポピュラーな「Hawaiian Brand Portuguese Sausage Mild」をドン・キホーテで購入(1本2ドル前後)。
ポーチュギーズ・ソーセージ「Hawaiian Brand Portuguese Sausage Mild」

調理法はいたって簡単。普通のソーセージと同じで油で焼くだけ。味付けは無しのそのままで。
ポーチュギーズ・ソーセージ

ソーセージは世界どの国でもビールの最高のおとも。楽しみ。

ヒロ・ブリューイング・カンパニー「ボルケーノ」

ポーチュギーズ・ソーセージに合わせるのはヒロ・ブリューイング・カンパニー「ボルケーノ」をチョイス。

  • スタイル:レッドエール(アメリカンスタイル・アンバー)
  • ABV(度数):5.2%
  • IBU(苦味値):23

(数値はHilo Brewing Company HPより)

ホームページの紹介にチキン、ポーク、ビーフなど肉料理に合うと書いてあったので買ってみた。

シルバーにハワイ島、火山が描かれたデザインがなかなか良い。

ヒロ・ブリューイングのビールはその派手なイラストに惹かれていつも気になっていたが、今回始めて飲むので楽しみ。

ポーチュギーズ・ソーセージを食べる

それでは食材に感謝して。いただきます。

まず食べるとちょっと驚くのがかなり香辛料、特にガーリックが効いているということだ。食感は歯ごたえがある。肉肉しい歯ごたえだ。

香辛料の香りがよく塩気が強いのでビールのつまみとしては合格だ。だかしかし単体で食べるにはちょと塩気が強すぎる気がする。

考えてみたら、外でポルチュギーズ・ソーセージと出会う時は卵料理とかと一緒に出てくるイメージがある。そう、スクランブルエッグとよく一緒に出てくるイメージだ。

妻が「ポルチュギーズ・ソーセージを食べるとハワイの朝ごはんって感じがする」というのもわかる気がする。

ということで「卵と相性が良い」いうことを再確認したので、急遽スクランブルエッグを作って一緒に食べることにした。

スクランブルはふわふわにせず、しっかり火を入れて固めに仕上げる。

改めてソーセージと一緒に食す。うん。よく合う。

でもつまみというよりブレックファーストみたいになってしまった。

 

ビールの「ボルケーノ」は赤みがかった色で名前のイメージにぴったりだ。飲んでみると思ったよりスッキリしていて、カラメルのようなコクがあるが、飲み口はドライでとても飲みやすい。そして確かに肉料理と合う。

ホップの香りとフルーツのほのかな香りがするが、全体的に香りは弱め。炭酸も弱めで泡も柔らか。ラベルの力強さに反して、大変飲みやすい。なのでアメリカンアンバーっぽい強めの苦味と香りを期待すると物足りないかもしれない。

でも私は苦味の少ないビールが好きなので、飲みやすくハワイのビールのトップ3に入るくらい気に入ってしまった。

ポチュギーズ・ソーセージが塩気が強いので、グビグビ飲めるこのビールはとても相性が良かった。

ちなみにポチュギーズ・ソーセージのことをネットで調べていたら、日本でいた頃によく通販していた「大山ハム」がポチュギーズ・ソーセージを開発していたことを知った。一時帰国したらぜひ食べてみたい。

一夜一冊:『ぼのぼの』『のぼるくんたち』

『ぼのぼの』

あの『ぼのぼの』が35周年を迎えたそうだ。

数々の賞を受賞し、アニメ化・映画化もされた人気漫画で現在46巻まで刊行されいる。

はじめは母が買ってきたのだと思う。気づけばそこにあった。思えばちょっと荒れた中高時代も『ぼのぼの』の話になると家族と楽しく話していた。

”思春期の男子高生ボノボノを語る・・・”

ちょっとコワイな。

その意味では『ぼのぼの』は我が家の潤滑油であり、私が道を踏み外さないようにしてくれた道標でもあり、相当私は救われていたのではないかと思う。

 

さて、『ぼのぼの』であるが主人公はラッコの”ぼのぼの”で友人のシマリス、アライグマ、彼らの家族、その他の住民(動物)の日常を描いた作品である。

4コママンガの形式は取っているが、話は連続しており1冊1ストーリになっている。

ほのぼのとしたおもしろおかしい話なのだが、個性豊かなキャラクター達が各々自分の哲学を持って生きていて、読み手に「生きるということの意味」を教えてくれるのがこの漫画の醍醐味だ。

著者いがらしみきおの独特の感性によるギャグに「あはは」と笑う場面の連続だが、それと同時に人生を豊かにする名言のオンパレードに驚嘆する。いがらしみきおの頭の中はどうなっているのだろうか。

ここで、私が人生の節目節目で支えられた名言を紹介したい。

【中学時代:学校に行きたくなかった時期】

「考えることをふたつだけにすりゃあ やるべきことはすぐ決まるってもんだぜ」(ヒグマの大将)

👉問題を究極的に単純化して「学校に行く、行かない」の二肢に絞り「行く」を選んだ。

 

【高校時代:友達ができなかったころ】

「ともだちっていきなりなるんだ。いきなりじゃないとともだちにはなれないよ」(きつねくん)

👉確かにその後、いきなり友達がたくさんできた。

 

【大学受験失敗。浪人時代】

「思ったとおりにならなかった楽しさというのもあるものさ」(クズリくんのおとうさん)

「わからないんじゃないのよ。わかるまで時間がかかるのっ」(シマリスくん)

👉浪人時代をそれなりに楽しみながらマイペースに勉強できた。

 

【就職活動がうまくいかない時期】

「後でこまるんだったら 後でこまればいいじゃねえか」(アライグマくん)

👉肩の力がストンと落ち、その後うまくいった。

 

【職場で上司に「バカだ、バカだ」と罵られた時代】

「オレたちはバカで、もそもそメシを喰うしかないのさ」(アライグマくん)

👉へらへら笑ってスルーできるようになった。

 

【結婚を上司に報告したら「ドコが気に入ったのか。なぜ彼女なのか?」とバカな質問をされたとき】

「好きかどうかというのは二人だけの問題です。 決して誰かに証明しなければいけないものではないのです」(ダイねえちゃん)

👉これは実際にそのまま上司に言った(笑)

 

このように人生の支えになる名言でいっぱいだ。名言が多すぎて『名言集』まで出ている(しかも上下巻)。

そして最近の好きな言葉がこれ👇

「生きていくのって難しいとか思ってるわけ?難しいって誰かに言われたから、難しいと思ってるんじゃないの?メシ食って動きまわって寝て、メシ食って動きまわって寝て、死ぬ時が来たら死ぬしかないんだよ。それのどこがむずかしいんだよ」(アライグマくん)

実際、ハワイに来てからはずっとこの言葉を座右の銘にして生きている。

 

ちなみに私が一番好きキャラはクズリくんのおとうさんだ。小さい頃から「こういう大人になりたい」と思っていた。

実際、大人になった私はバカなことをして迷惑をかけてばかりだが、真剣な相談には意外とちゃんと乗ったり、なんなら人知れず助け舟をだしたりと結構クズリくんのおとうさんみたいなことをしている。夢が叶ったらしい。

 

最後に娘のこと。私の娘は5歳くらいから『ぼのぼの』を読み始め、10歳の今まで46巻をすでに10周以上読破している(トータル460巻分だ。すごい)。おかげで日本語の維持にとても役立ってくれている。

母から私へ、そして娘へと受け継がれる「我が家のぼのぼのDNA」は今後もきっと引き継がれていくことだろう。

まだ読んだことがない方はぜひ手にとって欲しい。生きることがきっと楽しくなる、そんな素敵な作品です。

いがらしみきおがどんな人物かもっと知りたい人はこちらもオススメです👇

では皆さん、よい夜を!
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