ALOHA ケン・ノブヨシです。
今日のオーダーはこちら。
- つまみ:ray’sのフリフリチキン(takeout)
- ビール:コナブリューイング「KONA SPIKED ISLAND SELTZER」
- エッセイ:ハワイの運転免許
- 相伴本:『ハワイ研究への招待―フィールドワークから見える新しいハワイ像』
それでは、ゆっくりとハワイアンタイムをおすごしください。
ray’sのフリフリチキン(takeout)
今回のつまみはハレイワの人気店「レイズ/ray’s」のフリフリチキン。
ノースシュアのハレイワ・タウンに店を構える「レイズ」はフリフリチキンの人気店。フリフリはハワイ語で「回す」という意味。店の前でチキンがフリフリしている。
キワヴェの木炭を使用して焼き上げるチキンはスモーキーな風味が最高の一品だ。
一匹丸ごとでも半身でも購入できる。プレートランチもおすすめだ。
(レイズのフリフリチキンとキワヴェについてはメインブログで詳しく紹介していますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです。)
ハレイワンのフリフリチキンの人気店「レイズ」。香ばしくてジューシーなレイズのチキンをご紹介します!ハレイワ散歩第3弾です…
コナブリューイング「KONA SPIKED ISLAND SELTZER」
フリフリチキンに合わせるのはコナブリューイングカンパニーの「KONA SPIKED ISLAND SELTZER(tropical punch)」をチョイス。
- スタイル:hard seltzer
- ABV(度数):ABV5%
(数値はKONA BREWING HPより)
これまでコナブリューイングカンパニーのビールを紹介してきたが、今回は同社のSELTZER(セルツァー)にしてみた。
セルツァーはいわゆるチューハイのようなアルコール入り炭酸水である。
ただ、チューハイと違うのはチューハイは蒸留酒(焼酎・ウォッカなど)で作るが、セルツァーはケーンシュガー(さとうきび)が原料。
また、厳密にいうとSELTZER(セルツァー)とは炭酸水のことで、アルコール入り炭酸水のことはHARD ELTZER(ハードセルツァー)と呼ばれる。
近年、グリテンフリーで低カロリーということで西海岸を中心に人気爆発、各社こぞって開発している。
コナブリューイングカンパニーでは現在4種類のフレーバーがでているが、今回は「トロピカル・パンチ」をチョイス。パイナップル、オレンジ、チェリー、ブドウ、タンジェリン(みかん)のフレーバーである。
最高に幸せな時間
それでは、今回も食材に感謝して。いただきます。
パリパリの皮にキワヴェの風味。肉はジューシーながらも締まっていてしっかりとした歯ごたえが楽しめる。
合わせるハードセルツァー(トロピカル・パンチ)はとてもさわやか。思ったより甘味はすくない。甘くない梅酒ソーダのようだ。スモーキーで塩気のあるレイズのチキンとよく合う。
夕暮れのラナイでさわやかな飲み口のハードセルツァーとフリフリチキンを食べれば、ハワイをたっぷりと堪能できること請け合いである。
【ハワイエッセイ】ハワイの運転免許
2017年にハワイに移住したとき、まず目指すべき目標はハワイ州の運転免許取得だった。
当時は日本の免許を持っていれば、入国から1年間は日本の免許で運転可能だった。なので移住後、すぐに中古の車を購入し日本の免許で運転をしていた。
しかし、しばらくはハワイに定住する予定だったし、アルコールを購入するときにいちいち年齢確認のためパスポートを持参しなくてはいけないのが面倒だった。
そこで州IDというものを申請した。役所でそうとう時間がかかって苦労した様子(愚痴)は当時メインブログにアップした。
これでアルコールを購入するときのIDはゲットできた。しかしそれでも運転するときは日本の免許と一緒にパスポートを所持しなくてはならない。
何かあったときに入国時期の確認などのためにパスポートを見せなくてはならないからだ。これは大変不便だ。
入国してあと2か月で一年になりそうだったので、一念発起をしてハワイで運転免許試験を受けに行くことにした。
結果的に筆記も実技も一発合格。しかしそれはかなり頑張って対策をした結果だった。
その合格にいたる体験記をこれもメインブログにアップした。なんと全6回にわたる連載になってしまった。
1、ハワイで運転免許を取る!その1【基礎知識編】
2、ハワイで運転免許を取る!その2【必要書類&筆記試験勉強編】
3、ハワイで運転免許を取る!その3【筆記試験編】
4、ハワイで運転免許を取る!その4【ナーバス編】
5、ハワイで運転免許を取る!その5【ロードテスト当日編 合否は?】
6、ハワイで運転免許を取る!その6【合格した私がしたロードテスト対策編】
少しでもこれからハワイで免許を取る人の力になれればと当時は頑張って書いたのだが。。。
そのニュースは苦労して免許を取得した5か月後に突然やってきた。
ハワイ州自動車運転免許申請時の筆記・実技
試験の免除について
2018年12月20日より、日本国政府とハワイ州政府との合意により、ハワイ州在住者であることが証明できる書類を有する方で 、有効な日本の運転免許を保有する方につきましては、同州の自動 車運転免許証申請に際して、筆記試験及び実技試験が免除されるこ ととなりましたので、お知らせ致します。
なんだと…( ゚Д゚)
まとめると「ハワイ在住者で日本の免許保持者は、ハワイ州の筆記&実技免除するよ」ってことです。
ハワイ州在住者は車の免許取るのに、日本の免許持っていれば、なななんと!ハワイでの筆記試験及び実技試験が免除されることとな…
まじかよ…( ゚Д゚)
試験対策も大変だった。手続きも大変だった。ブログも書くのも大変だった。
あの苦労は何だったんだろう。。。
もう必要ないから免許に関するページは削除しようと思った。
でも考えてみたら日本の免許を持ってない人はこれまで通り試験を受けるわけだ。
そのような方々の少しでも力になれたら。試験の不安に寄り添い「大丈夫。きっとうまくいくさ。」と勇気づけられたら。
そう思い直して削除せず残しておくことにした。
そしてふと久しぶりに日本の運転免許を探し出して見てみると。。。
来年更新だった。。。
どうしよう。一時帰国できるかな?心配になって妻に相談すると、妻も慌てて自分の免許を確認してみる。
妻は昨年で期限が切れてた。。。
(;゚Д゚)(;゚Д゚)どっどうするんだよ。。。
慌ててググってみたらこの現象は「海外在住あるある」らしい。どうやら救済措置はあるようだ。
たしかに駐在とかで赴任してたら自分の意思で一時帰国できない人もいるからね。
ハワイとは比べものにならな程の時間とお金をかけて取得した日本の免許を失うわけにはいかない。
そもそも免許を一から取得する費用はハワイの往復の飛行機代より高い(高すぎだろ。日本の免許。)
なので、次の一時帰国時に手続きに行きたいと思う。
大変面倒ではあるが、ブログのネタが増えたと思って前向きに生きていきたいと思う。
一夜一冊:本日の本『ハワイ研究への招待―フィールドワークから見える新しいハワイ像』
本書は文化人類学、社会学、言語学、政治学などの研究者によるハワイに関する論文集である。
ハワイ先住民の文化とその復興運動、日系移民文化、現代ハワイのエスニック関係の3部構成となっている。
論文と聞くと堅苦しいように思えるが、本書はどれも短くまとめられているので読みやすい。
扱っている分野が広く題材も多岐にわたので、これまで思いもよらなかった切り口からハワイを知ることができる。
ガイドブックには載らないハワイについての様々なことを網羅しているので、ハワイをもっと知りたいという方にオススメ。
とくにこれからハワイについて学ぼうと志す学生の方は最初に読む必読の書といっていいと思う。これを読めば自分の研究の糸口がきっと見つかると思う。
長くなるが本書の目次を紹介させていただくので、もし興味がある題材があるならばぜひおすすめしたい。
付録:『ハワイ研究への招待』目次
第一部 ハワイ文化の基層と先住民の権利回復
第1章 カヌー、神殿、神話
コラム ハワイ・ポリネシアの女神ヒナ神話
第2章 フラとハワイ語
第3章 ハワイの音楽
コラム ハワイの遺跡と文化財保護
第4章 先住民文化の復興運動 ─食文化の再生をめざす百年の計
第5章 ハワイ語復権運動の現況
コラム ハワイの観光産業 ─先住民文化の身売り
第6章 主権運動の行方
第7章 キリスト教徒ハワイ人の現在 ─伝統的宗教文化についての会衆派信徒の語りを中心に
第二部 日系人の奇跡とアイデンティティ
第8章 ハワイ日系・沖縄系移民社会の歩みと動き ─博物館にみる生活文化の過去、現在,未来
第9章 ハワイの日本映画
コラム ハワイ帰りの紀州漁師 ─もうひとつのハワイ研究
第10章 第二次世界大戦後のハワイにおける日本語学校の変容 ─一九四五年?一九六〇年
第11章 移民のレストラン ─サイミンから探る日系人の移動と出会い
コラム 日系人の墓
第12章 帰米二世と呼ばれた人たち
第13章 現代ハワイ日系人の「多言語」生活
第三部 交錯するエスニシティ
第14章 多民族社会のメディア ─ハワイはエスニック・メディアの宝庫
第15章 オキナワンの踊りと音楽にみるハワイ社会 ─エスニシティの交差する舞台から
コラム 民族の消滅? ─「混血」するハワイ社会
第16章 ハワイのコリアン ─李承晩から戦略的適応への過程
第17章 太平洋諸島から来た移民
コラム スワップミートにおける貝製レイのエスノ・ネットワーク
第18章 ハンデを持つ児童に対するハワイの学校の差別
終 章 これからのハワイ研究 ─日本におけるハワイ研究の概観と展望
では、また次回お会いしましょう。
Mahalo!